『或る國』『彼の國』ー2つの世界には各々実にたくさんの種族が生活している。時に彼らは全く別の種族と共存することでその生活範囲を拡大していく。例えば、大食漢であるが故に1日の約8割は空を滑空して食糧を求め続ける巨鳥族と、空を飛べないが食糧の調達能力に長けるヒト族は、古くから共に行動することで互いのデメリットを埋めつつ繫栄してきた(Coeξstence)。また、時には互いに未知な種族同士が遭遇することもある。過去には突然の邂逅にも関わらず、舞踏を披露しあうことで一気に親交が深まり、ひとつの文化を築き上げた二種族の記録が残されており、非常に興味深い(CoheжioN51)。こうして種族間の関係性が深まっていくと、喜怒哀楽のすべてを共有するようになる(Compaßion)。しかし、それもまた過度になることで共存というよりも依存・洗脳といった形態に派生する例も報告された(Consortαholic)。一方で文化的に深く干渉するわけではないが、まるで隣人のように日常をシェアし合う、平穏な共存関係に落ち着くパターンも報告されている(Countryψders)。

以上、『異種族間交流による社会的発展性解析』に深くかかわる5曲を纏めた。